注意!!
この記事はガンプラに詳しい人が書いているわけではありません。 これから学んでいく入門者が書いています。 悪意を持って嘘を書くことはないですが、単純な間違い、知識不足による誤情報、個人の好みなどによって、役に立たない内容が含まれていると思います。
そういう視点からの記事であることを踏まえて読んでください。
今回は【SDガンダム クロスシルエット】シリーズのオプションパーツのひとつである【クロスシルエットフレーム】について調べていきます。
ブランド名が「クロスシルエット」であることから、この【クロスシルエットフレーム】はひっじょーーーーーーに誤解を招きやすい位置付けになっていて、買って「失敗した!」って思った人も少なくないんじゃないかと個人的には思っています。
それ、俺のことでしょ山田さん。
というわけで、今回は誤解なくクロスシルエットシリーズを満喫できるよう、【クロスシルエットフレーム】がなんなのか、を説明したいと思います。
クロスシルエットフレームは標準装備じゃないぞ!!
えー、まずは一番大事なこのお話ですね。
クロスシルエットシリーズに興味を持った人はおそらく、この↓ような手足の長いすらっとしたSDに惹かれたんじゃないかと思います。
こっちじゃなかった。 こっち↓です。
これにはクロスシルエットシリーズの目玉である「クロスシルエットフレーム」(以下CSフレーム)というパーツが使われていて、写真↓の○の位置がCSフレームの大きな特徴です。
通常のSDフレームに上腕と大腿のパーツが追加されていて、このおかげで手足が少し長くなり、たった数ミリではありますがSD故に影響が大きく、かなりスラッとしたフォルムに変わります。
また、関節が付くので肘と膝が曲がるようになります。 胴体パーツもSDフレームとは別物で、腕や足の付け根の可動範囲も拡がっています。
ところがですね…。
多くのクロスシルエットにはCSフレームが付属していません。
「クロスシルエット」と書いてるのに肝心の「クロスシルエットフレーム」が付いてないんですよ。 別売りの「クロスシルエットフレーム」を買って初めてスラッとしたSDにすることができます。
パッケージにもこの↓ようにちゃんと別売りであることが書いてあります。
が、そのままでスラッとSDになると思い込んで買ってしまう人もいるようなので気を付けてください。
後日CSフレームを買いに行きました。
一部の「クロスシルエットフレーム セット」と書いてある1,500円以上の商品にはCSフレームが付属しています。 たぶんこのガンダムとバルバトスだけかな、付いてそうなのは。 ハローキティのは高いけど、画像を見た感じではSDフレームですね。
逆に1,500円以上でも、キット自体が豪華なだけでCSフレームがないのもあります。 ナイチンゲールとかがそう。
なので、よーーーーく確認してください!
CSフレームだけのキットもあるらしい
友人が教えてくれたんですが、一部イベント限定のキットには「CSフレームを標準装備な代わりにSDフレームがない」というパッケージもあるようです。
これはこれでSDフレームが欲しい人はがっかりしてしまうので、難しいパッケージです。
初めてクロスシルエット買う人は店員さんか僕に聞いた方がいいです、割と真面目に。
CSフレームに関してもうひとつ注意が必要なのが、クロスシルエットシリーズは言うてもSDなので、安いのだと1,000円しません。 買いやすいです。
この「安いから手を出しやすい」というのもSDの大きな魅力だと思うのですが、別売りCSフレーム(660円)前提だと、一番安いキットでも880円+660円で1,540円になります。
1,500円となると、1/144のHGシリーズも視野に入ってきます。
さらには、クロスシルエットのかっこよさを追求していくと、CSフレームを複数色買ったり、オプションパーツを追加したいケースが出てきます。 こうなるとHGどころか、RGシリーズやMGシリーズすら視野に入ってしまいます。
ハマるとけっこうお金がかかるのは覚えておいてください。
僕的には、クロスシルエットシリーズは「お金をかけて最新のSDを遊び倒すブランド」と認識しています。
CSフレームのパッケージ内容
今後の実験用に、CSフレーム全色買って着ました。
ジムの墓場みたいになってますね。
CSフレームのランナーはこんな感じです。
内容物は意外と少なく、基本は「CSフレームのみ」と言い切っていい内容です。
追加でついてくるのが、まずこの↓ジムヘッド。
(メインカメラ用のデカールは別売りシルエットブースター1に含まれています)
さらにBB戦士の頭部を装着する用の首のアタッチメント↓です。
CSフレームを買う時は色に注意しろ!
2021年7月現在、別売りCSフレームには白、グレー、赤、緑の4色があります。 赤は「真っ赤」ではなくシャアザクカラー、緑はザクカラーです。
このチョイス、けっこう難しいです。
ガンダム系なら白、シャア専用なら赤、ザクなら緑を選んでおけば問題なさそうですが、「問題がある」ことを実際にお見せしましょう。
まずはCSフレームがどの程度見えているのか把握しよう
CSフレームの色を選ぶ基準として、「どの程度フレームが露出しているのか」を知るのが最重要でしょう。
というわけで、ガンダムに赤フレームを付けてみました。
けっこうフレームの色が見えています。 足の部分↓もアクションさせるとだいぶ目立ちます。 写真を撮り忘れましたが、首の周囲もかなりフレームが見えています。
やはり、本体色に合わせなければ違和感バリバリです。
ガンダム系なら白フレームでOK?
じゃー白にしてみましょう。
自然な感じになりましたね。
足の部分も大丈夫。
首回りも問題ありません。
本当に問題ないですか?
ここ↓はグレーが良くないですか?
というわけで、次はグレーのフレームをはめてみます。
これはこれでカッコ良さがありますが…。
さすがにこの辺↓は白がいいですよね。
逆に首回り↓は、グレーがフレームっぽくて良い感じ。
足↓はどうでしょうね…。
PGのRX-78-2を見ると内側にグレーのフレーム見えてるのでこれで合ってそう。 でもさすがに見え過ぎちゃってるので、白でもいいのかもしれない。
じゃー今度は白とグレーを混ぜて使ってみましょう。
良くないですか?
並べるとこう↓。
首回りがものすごく落ち着いた感じがしませんか?
肘関節は微妙なとこですが、一部フレームが見えてると考えればこれもアリ。 気になる場合は前腕も白でいいかもしれない。 肩の内側はフレームっぽくていいですね。
足の付け根あたりは動かしてるとけっこうチラチラ見えるので、グレーがよさそうです。
結論としましては。
ガンダムのCSフレームは白が良さそう。 本体880円+CSフレーム白660円で1,540円になります。 バンダイ公式通販で定価で手に入ります。
部分的にグレーのフレームを使うことでさらにかっこよくなるので、この場合はCSフレームグレー660円を追加で2,200円なり。
シャアザクは当然赤フレーム?
シャア専用ザクなんだから当然赤フレーム。 まぁそう思いますよね。
さっそくシャアザクに赤フレームをセットしてみましょう。
…………。
なんか…。
1,500円も出したガンプラというよりは…。
……食玩?
みたいな印象になってしまいました。 腕周りにコントラストがなくてとても貧相に見えます。
じゃーグレーのフレームに交換してみましょう。
比較するとこう↓。
明らかによくなりましたね。
地味に大きいのがこの↓部分。
動かしてるとよく見えるんですが、グレーが入ったことで足もしまって見えます。
シャアザクはグレーのCSフレームで決まりですね。
実はシャアザクに付属しているSDフレームはグレーだったりします。 これを知ってればグレーを選べるんですが、知らずに赤フレームを買ってしまった場合は…
追加のグレーフレームお買い上げぇ~。
ここまでの実験結果から、
CSフレームは必ずしも外観色に合わせるのが正解なわけではない。
ということが言いたかったのです。
フレーム選びをするときはコレ↓を思い出して、どの辺にフレームの色がどれくらい露出するのかイメージしながら選択すると失敗しにくくなると思います。
個人的には迷ったらグレーが一番安全だと思います。 色味がないので悪さしない。
CSフレームって普通に買える?
クロスシルエットシリーズの肝であるにもかかわらずけっこう入手性が悪いです。 少なくともネットで定価で全色選び放題という状況ではないです。
僕が愛用してるDMMだと、白だけ変える状態。 再販の予約はグレーが可能。
実はこのCSフレーム探しが一番の難所なんですよね…。
白はお金に糸目をつけなければSD-CS ガンダム&クロスシルエットフレームセットを買うと手に入れられることもあるんですけど、グレーが探しにくい。
意外と近所の電気屋さんのプラモコーナーにも残ってたりするので、見つけたら2~3個ストックしておいてもいいかもしれない。
おまけ:赤いCSフレームの意義について考える
今回、シャア専用ザクに「シャア専用ザク専用フレーム」とも呼べる赤フレームを使ってみました。
僕の感性ではこれはアウトなやつです。
絶対グレーの方がつきづきし。
この感覚が一般的なものかどうかは皆目不明ですが、仮に一般的とした場合、「おそらくシャアザク用に商品化された赤フレームはシャアザクにはあまり合わない」ということになります。
そしてこれは緑フレームとザクⅡにも言えることでしょう。
となると…。
赤と緑のフレーム、なんで商品化したん?
みたいなね?
これに対する反論を用意しているので次回以降の記事で。
クロスシルエット
- 第1回 クロスシルエットの魅力を語る
- 第2回 CSフレームは別売りだぞ!(このページ)
- 第3回 シルエットブースター1を試す!
- 第4回 シルエットブースター2を試す!
- 第5回 No.1 ガンダム
- 第6回 No.2 X1を作るぞ(近日公開予定)
- 第7回 No.3 ナイチンゲール
- 第8回 No.4 ザクⅡを作るぞ(近日公開予定)
- 第9回 No.5 Zガンダムを作るぞ(近日公開予定)
- 第10回 No.6 OOダイバーエースを作るぞ(近日公開予定)
- 第11回 No.7 フェネクス
- 第12回 No.8 フリーダムを作るぞ(近日公開予定)
- 第13回 No.9 シスクードを作るぞ(近日公開予定)
- 第14回 No.10 シスクードTは作った方がいいの?(近日公開予定)
- 第15回 No.11 陸戦型ガンダム
- 第16回 No.12 ユニコーンを作るぞ(近日公開予定)
- 第17回 No.13 Wゼロカスタムを作るぞ(近日公開予定)
- 第18回 No.14 シャア専用ザクⅡ
- 第19回 No.15 アースリィガンダムを作るぞ(近日公開予定)
- 第20回 No.16 バルバトスを作るぞ(近日公開予定)
- 第21回 No.17 フェニックスガンダム
- 第22回 OP-03 ジム
- 第23回 OP-09 ザクⅠ