注意!!
この記事はガンプラに詳しい人が書いているわけではありません。 これから学んでいく入門者が書いています。 悪意を持って嘘を書くことはないですが、単純な間違い、知識不足による誤情報、個人の好みなどによって、役に立たない内容が含まれていると思います。
そういう視点からの記事であることを踏まえて読んでください。
えー以前、クロスシルエット版のジムをお金かけまくって作ったのにいまいちカッコ良くならず。
たまたま作ってたズゴックとのコラボでそれなりにかっこよく飾れたので満足していました。
んがッ!!
同じ位置づけのザクⅠの余りの酷さにとうとう塗装に手を出してしまい「それならジムもやるかー!」というのが今回の企画でございます。
あ、今回も塗ってない場所があるので、あくまで部分塗装。
断じて塗装ではありません。
748円
この企画は、時系列的にガンプラ履歴の「SDCS フェニックスガンダム」の後に作っています。
なぜジムも塗ろうと思ったのか
正直ジムは塗るつもりありませんでした。
それどころか飾っておく予定もなく、パーツに分解されて僕のCSラボ送りになっていました。
そんなおり、ジムとザクがあればハイボール3杯はいける量産機好きなお友達からこんな↓画像が送られてきまして。
これはかっこいいなッ!!
という流れで、このカラーで塗ることに決めました。
このジムはドリームキャストで発売されたガンダムゲーム「コロニーの落ちた地で…」という外伝作品に登場するようです。 画像は先日サービス終了となったスマホアプリのガンダムゲー「スーパーガンダムロワイヤル」から。
装備が通常のジムと違いますが、運のいいことに、マシンガンもシールドも既にクロスシルエットでキット化されている陸戦型ガンダムから持ってこれるので改造も最小限でいけそう。
使用キットを選択
ジムを作るのに最低限必要なのが次の3つです。
- クロスシルエットフレーム
- シルエットブースター1
- ガンダム
実はこのジム↓で見えてるほとんどのパーツはガンダムのもの。
残ったCSフレームとシルエットブースターは4色から選べます。
CSフレームの選択
CSフレームが見えているのはこの↓部分。
もう最近フレーム代だけで馬鹿にならないのでなるべく使用量を減らせるよう、ここはグレー1色を選びます。
理由はフレームを塗る作業を省きたいから。
(上腕と大腿の装甲は塗装します)
ジムの頭だけはけっこうな数が転がってるので白いものを使用します。
シルエットブースターの選択
シルエットブースターが見えているのはこの↓部分。
あとは背面のランドセル。
これは白を選択しました。 理由は、ザクⅠを塗装した時に白いパーツが最も塗りやすかったからです。
武装の選択
ホワイトディンゴのジムに合わせて武器と盾を変更します。
まず盾は陸戦型ガンダムのものですね。
武器はガンロワ版ではビームライフル持ってるんですけどなんか強そうで嫌なので、MG版に習って陸ガンのマシンガンを持ってきます。
組み立てるとこんな↓感じに。
シールドは前腕パーツのせいで固定できなかったので、ガンダムシールドから持ち手を持ってきてとりつけています。
カラーを決定
ホワイト・ディンゴ隊のジム(以下、WDジム)を作るに当たって、参考資料として先ほどのガンダムロワイヤルのWDジム、バンダイからキットとして発売されているMG版のWDジムを参考にします。
僕が惚れたのはあくまでガンロワのWDジムなので基本はガンロワ版、足りない情報をMG版で補う形でやりたいと思います。 カラーリングとかけっこう違う。
メインカメラ他の色
この↓部分。
ここはシルエットブースター1にデカールが付いてるのでそれを使います。 光沢のあるもので、僕が塗るよりよっぽどキレイに見えそう。
デカールの色がシルエットブースターの色によって3種類↓あって、
ガンロワの色に近いのは赤に付属のやつ…かな?
白い部分
この↓部分。
あとマシンガンのマガジン部分も。
単色ではどうにもならなそうだったので、ガルグレーという色に紫を混ぜて調整してみることにしました。
紺色の部分
この↓部分。
肩装甲とシールドのメイン部分はMG版では上と同じグレーなのですが、ここはガンロワ版に習って紺色にします。
グレーにしとけば良かった…。
と後でなりますがこれも勉強。
色はこれまた単色では思った色がなく、コバルトブルーにミッドナイトブルーを混ぜました。 青みはコバルトブルーがしっかり持っているので、ミッドナイトブルーではなく次のダークグレーでもいけると思います。
グレーの部分
この↓部分。
あとバックパックも。 武器やフレームなど、元からグレーの部分にはめんどくさいので塗りません。
こちらはダークグレーの単色。
形状の修正
肩部装甲
この↓部分。
ジムの装甲はもっとシンプルな形状で、WDジムもMG版は同様の形状。 ですがガンロワ版がガンダムと同じ形状↓だったので、ここはそのままにします。
なぜならめんどくさいからです。
シールドの持ち手
ガンダムシールドから取り付けた持ち手↓の部分。
あまりきっちり固定できそうにないので前腕に取り付ける形に変更します。
持ち手の先端部分↓が、
シールド側↓にも、
前腕側↓にも、
ちょうどいい具合にささるので、ここを切り取って前腕側に接着剤で固定することにします。
盾は陸ガンからの借り物なのでなるべく傷つけたくない。
ニッパーで切ってちょちょっと削ってこう↓なりました。
長さを調節したのでいい感じにシールドを装備↓できます。
右腕のシールドジョイント
この右腕のジョイント↓。 なるべくガンダムの強そうな感じを消したかったので、本来のガンダムの形状ではありませんが、削除します。
ニッパーで切れ目を入れてへし折って、ヤスリをかけた結果↓。
ジョイント部分だけ少し凹んでいました。
色塗ったらバレないでしょう。
上腕の裏側
上腕は裏側ががっつり穴↓あいてます。
目立たないので気にならないっちゃーならないんですが、ザクⅠの時にものすごく塗りにくかったので埋めたいと思います。
あ、このためにパテなるものを仕入れてきました。
ヘラを買い忘れたので家族にもらったそれっぽい道具で代用します。
パテが木にまとわりつくので恐ろしく操作しにくく、見るも無惨な汚い盛り方↓に…。
ここからデザインナイフとヤスリで形態を整えてこう↓なりました。
疲れてきて仕上げ研磨がとても雑ですが、まぁなんかそれっぽい感じに見えるような見えないような仕上がり。
色塗ったらバレないでしょう。
下腿部のいかつさ
ガンダムパーツを流用している都合、ジムにしては下腿↓がいかつ過ぎるんですよね…。
ジムはここはツルンとした感じで、WDジムもガンロワ版・MG版問わず同じ形状。
膝の上を削って簡易にやろうかと考えましたが、おそらく高さが変わるとフレームの露出が増えて雰囲気変わると思うんですよね…。
膝の下側もなめらかにしたいですが、内側を見るとすっかすかで無理。
というわけでここもパテ実験の犠牲になっていただきます。
まずは上に赤いライン↓の通りにパテを盛り、八角形を解除します。
表面のディテールは全削除。
両サイドの膨らみも内側が露出しない程度に軽く削ってみます。
膝の内側の空洞もパテで埋め、赤いライン↓のように削ってツルンとさせます。
はい!盛ってみました!
大は小を兼ねるので全く問題ありません!
それよりも、このままでは足のフレームが入れられなくなるので、内部の障害になっている突起を削除↓して、上からフレームをさせるようにします。
結果的には先に内側の見える部分だけ塗ってしまって、フレームを装着した状態で作業した方がよかったなーと思いました。
次は膝装甲を削っていきます。 まずはこの↓ラインをだいたい出して、
膝上部までのこの↓ラインをイメージしやすいようにしてから削りました。
もうちょっと凹ませたかったんですが、この部分は充実性なので削るのが大変で大変で、ちょっと妥協したライン↓になりました。 後からパテで埋めた方が良かったかも。
削る前と比較するとこんな↓感じです。
もう片方の足も削って終了。
どんどん作業が雑になってきていて、
なんとなくでええやろ、なんとなくで…。
と、上部の角が削れても気にせず、表面粗造でも気にせず、左右非対称でも気にせず。
色塗ったらバレないでしょう。
自作デカールを作成
ガンロワ版を見ると4箇所ほどデカールを貼りたくなる場所↓があります。
右肩に「EFF」の文字、胸部中央に連邦軍の練武レム、左肩に「E.F.ARMY AR-01」の文字とホワイト・ディンゴ隊のエンブレム、シールドに「E.F.ARMY AR-01」の文字。
こんなこともあろうかと!
自作デカールが作れる用紙を買っておいたのです!
以前のテストではかなり良い感じに印刷できていたので、2箇所のロゴを拡大して、それっぽいエンブレムを作ってみます。 文字は明朝かゴシックかを合わせたくらい。
出来上がったのがコレ!
あんまり再現度は高くないんですが、どうせちっちゃく印刷するので問題ありません。 いろんなサイズで流用しやすいようベクターで書いてます。
他のテストもいろいろかねて印刷したのがコレ↓です。
塗装の過程と仕上がりの確認
塗料2つとスポイト、筆を用意します。
今回の塗料は別プロジェクトでも利用予定で大量に必要なので一瓶まるまま調合します。
(訳:皿に出してー、乾燥したら薄めてー、がめんどくさい)
パープルを少量ずつ入れて瓶を振り、紙に塗って色味を確認します。
もう1色の紺色の方はシールドの紺色とグレーの部分で十分なコントラストが残るように調節しました。
乾燥させて↓翌日に仕上がりを確認。
頭部の確認
そこそこ思い通りの色になっていました。
左右のバルカン↓はグレーで塗りたかったんですが、毛細管現象で酷いことになる未来が見えたので断念。
胸部の確認
胸部の赤や黄などの色の乗りにくそうなパーツ↓もしっかり発色しています。
両腕の確認
両腕の素材も色が乗りにくそうでしたが、ちゃんと発色しています。
裏側のパテを盛った部分は…研磨の荒さがもろに出てますね…。
まぁここは元々見えにくいのでなんとなくで大丈夫です。 色自体はちゃんと出ています。
両脚の確認
両脚も研磨・切削の手抜きを除けばこんなもんでしょう。
突起の削除が甘く、フレームをはめ込むと裏側が割れてしまいました。
表が割れなくて良かった…。
シールドの確認
もうちょっと紺色は明るくてもよかったかなーと。
でも境界線はちゃんと分かるのでこれでよしとします。
バーニアの確認
ランドセルを塗ってる際にバーニアを色分けしようと赤で塗りました。
途中で気付いたのでグレーがバーニア内部にちょっと入ってしまっていて、赤を何回か重ね塗りしましたがいまいち消せませんでした。
赤は別プロジェクト用に買っていたワインレッド(マルーン)です。
背部の確認
組み立ててる最中に気が付きました…。
首の後ろはグレーですよね…。
ガンロワの前面画像ばっかり見てたので、設計段階で気付いていなかったです。
デカールの確認
知ってますか?印刷って白い紙が前提なんですよ…。
なぜなら白いインクもトナーもないから。
今回の自作デカール用紙は透明なので、用紙の上ではそれっぽく見えてたんですが、
貼るとこう↓なりました…。
明るい色を発色していないので、ほとんど見えません。
実はこの問題、事前に把握していて、先ほどの印刷した右側で「どこまでの薄さを出力できるのか」をテストしています。 台紙の上ではそれっぽく見えても、暗いところに貼ると見えない。
ガンロワ版じゃなくてMG版に合わせて、
肩とシールドをグレーにしていたら見えましたねきっと…。
この問題の解決法として白いトナーを使うという方法があるようです。
ですがプリンタとトナー合わせて6万くらいかかりそうだったので断念しました!
ジムをカッコ良くポージング
今回はスタートがガンロワのポーズだったので、ちょっと地味ですがあのポーズで。
そこそこホワイトディンゴジムしてるんじゃないでしょうか!
今回使用したキットとか
使用したキット
使用したキットは4つ…と見せかけて正確には6つ。 ベースは以下の4つです。
- グレーのCSフレーム
- 白のシルエットブースター
- ガンダム
- 陸戦型ガンダム
追加で白のジムヘッドのために白のCSフレーム、メインカメラのデカールのために赤のシルエットブースター。 ジムヘッドは塗るので何色でもいいですが、デカールは最終仕上がりにも影響するので、シルエットブースターは赤にした方がいいと思います。 シルエットブースターのパーツは全て塗装するので何色でも構いません。
使用した塗料
塗料はガルグレー、パープル、コバルトブルー、ミッドナイトブルー、ダークグレー、ワインレッドの6色です。 ミッドナイトブルーはダークグレーでたぶん代用できるので、5色で十分のはず。
使用したツールとか
自作デカールの用紙はかなり可能性を感じるものでした。 インクジェット用もあるようなのでたいていの家庭で遊べるおもちゃだと思います。
パテ、ニッパー、ヤスリはタミヤのものを使ってます。 この辺はまだ評価できるほど勉強できていません。
ガンプラを始めるオッサン
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