注意!!
この記事はガンプラに詳しい人が書いているわけではありません。 これから学んでいく入門者が書いています。 悪意を持って嘘を書くことはないですが、単純な間違い、知識不足による誤情報、個人の好みなどによって、役に立たない内容が含まれていると思います。
そういう視点からの記事であることを踏まえて読んでください。
今回は【SDガンダム クロスシルエット】シリーズの「ナイチンゲール」に隠し腕を追加します。
隠し腕追加となるといろいろ工作が必要で何やら難しい印象を受けますが、今回の方法は「誰にでもできる」というか「オレにでもできる」方法になってます。
そもそもナイチンゲールが手に入らねぇんだよボケぇ!
という大問題は、2021年10月に再販があるみたいなのでその際にぜひ。
隠し腕の条件を考える
まずはガンダムベースに飾ってあったHGのナイチンゲールを見てみましょう。
展示する分があるならそれも売らんかい!2体も並べやがって!
とか思ったり思わなかったりモヤモヤしますが貴重な資料です。
なんでマフティーは、転売ヤーを叩かないのかしら。
ソウダネ。
隠し腕の構造としては、まずこの↓2段階のアーム。
それからこの↓3箇所の関節。
最後に先端のビームサーベルの持ち手部分ですね。
オレに作れそうな隠し腕の構造を考える
クロスシルエットのナイチンゲールは又したがかなり窮屈なので、2段階もアームを折り曲げて収納するのは不可能でしょう。
というわけで、1段階アームに簡略化します。
(訳:めんどくさい)
当初、アーム部分は余ったランナーで作ろうかなと考えたんですが、ランナーから関節を作るのはかなり難しそう。 あと使える材料はプラバンで、これまた僕にはハードルが高い。
関節部分だけ売ってねぇかな…。
と検索してると、ビルダーズパーツなるものがあって、武器やら盾やらバーニアやら、改造ガンプラ用のパーツが売ってたんですね。
これ、もしかして隠し腕そのものが売ってたりするんちゃうん!?
と検索を続けて、ついに見つけました。
コトブキヤさんのフレキシブルアームAです。
ここ↓に写ってるやつとか、めっちゃ隠し腕に使えそうです。
さっそく購入して中身を調べたところ、この↓アームを作るパーツが3セット入っていました。
あとは組み換えや使い方でいろんな形状にできるっぽい。
さっきの隠し腕に使えそうなパーツはアーム1本あたり1個なので、2本分は確保できます。 2個買えば2段階アームにもできそう。
1セットでも他のパーツをうまく使えば可能だと思います。
本体と隠し腕の加工
隠し腕の加工
ビームサーベルの持ち手や、ナイチンゲール本体との接続を検討しながらパーツを選別した結果、この↓3パーツを使うことにしました。
A側を本体に、Bはビームサーベルの持ち手です。
B側の無駄な部分は赤のライン↓で削除。
試しに装着したところ、A側の関節の○の部分↓が曲がる角度を制限していて思ったより曲がらなかったのでここも削除。
これを2本用意して完成↓。
元のキットで隠し腕に必要な要素が揃っているのでニッパーだけでも加工できます。 初心者にも非常に優しい隠し腕キットです。
本体側の加工
本体の加工…とは言ったものの、失敗した場合ナイチンゲールがレア過ぎて絶対に手に入らないので、
極力本体には手を入れません。
というわけで、キットに入っていた軸穴を2つ用意して、1mm程度の切り欠き↓をニッパーで作ります。
完全に隠れる部分なので雑な工作で問題ありません。 最悪切断してしまっても穴の径さえ変わらなければ大丈夫なはず。
これをナイチンゲール腰部の裏打ちパーツの○の位置↓にはめて、
接着剤で固定↓します。
隠し腕側が角度も向きも動いてくれるので、位置決めはシビアではありません。 左右でズレると限界角度が変わるくらい。
両サイドにこの加工をして完成↓。
ナイチンゲールへの装着と可動域の確認
ナイチンゲール本体へ装着↓しました。
ナイチンゲールは脚部アーマーが大きすぎて又したに全然余裕がないんですが、2本のアームを重ねることで収納可能です。
これくらい↓足を広げる必要はあります。
完全に隠せてますね。
からの、
隠し腕、展開ッ!!
隠し腕の可動は、まず水平方向↓に120度くらい。
垂直方向↓に90度くらい。
前後↓に360度。 ビームサーベルを持たせた状態だと180度くらい。
ひとつだけ回らない方向があって、左右↓に回転する軸がひとつもないので、常に本体に対して真っ直ぐを向きます。
持ち手の部分を2段階ジョイントにすれば左右の回転も可能ですが、サーベル部分がゴチャゴチャしそうだったのでやめました。
ビームサーベルはどうすんの?
そう、これが問題なんですよね…。
ナイチンゲールの付属パーツ↓はシールドとライフルだけです。
どっかからビームサーベルを持ってこないといけなくて、先ほど持たせていたの↓はシルエットブースター2に付属のやつ。
他にもクロスシルエットだと、シスクード2種とフェニックスガンダムにクリアパーツのビームサーベルが付くんですが、いずれもピンクでナイチンゲールの色↓とは違います。
柄が赤くて黄色いビームサーベルとなるとサザビーが思い浮かんだんですが、SDEX・BB戦士のサザビーはいずれもビームサーベルが付属しないようです。
別企画で購入したBB戦士シナンジュ↓には黄色いビームサーベルが付いていました。 ただし、1本だけで、柄も黄色い。
頭を抱えながら模型屋やジャンク屋を回っているときに見つけたのがコイツ↓です!
なんとHGサザビーのビームサーベルだけをジャンク品としてバラ売り。
1/144サイズ用なのでクロスシルエット用のものと比べると↓ちょっと長いですが、
まぁ誤差の範囲でしょう。ナイチンゲールも大っきいしね。
あとは隠し腕に装着できるように持ち手の部分を円形に削って↓完成。
ナイチンゲール with 隠し腕の完成
SDCS ナイチンゲール with 隠し腕↓の完成です。
割といいんじゃないですかね。
今回の隠し腕の一番良い点は、コトブキヤのフレキシブルアームを使うことで誰でも工作可能な点だと思います。 工具もニッパーと接着剤だけです。
切断部分を整えたり、HGのビームサーベルを持たせる場合はヤスリも必要。
一番やっかいなのがナイチンゲール本体の入手ですが、10月に再販があるみたいなので、その際には是非お試しあれ。
なんでマフティーは転売ヤーを叩かねぇんですかねぇ。
ホントウダネー。
1,232円
クロスシルエット ナイチンゲール
- 第1回 ナイチンゲールとの出会い編(近日公開予定)
- 第2回 組み立て編
- 第3回 隠し腕追加編(このページ)
- 第4回 塗装編(近日公開予定)