使用するスプレー塗料

タミヤとクレオスから販売されているゴールド系のスプレー5種全てを比較します。

塗装条件

前回のガンメタ比較と同様に、プラスチックスプーンにそのまま塗装したところ、こう↓なりました。

写真じゃ伝わりにくいかもですが、けっこう下地のクリーム色？っぽいものの影響を受けています。

なので、クレオスの「S1 ホワイト(白)」と「S2 ブラック(黒)」を下地として塗装し、その上で比較します。

僕は生涯、初心者でいくつもりなので、表面処理やなんやはしていません。

TS-75 シャンパンゴールド

シャンパンゴールドの名に恥じぬシャンパンのような色です。

しっかりとメタリック粒子感は見えますが、半クリアと呼べそうなくらい薄い色で、下地の色にけっこう影響を受けそうです。 それを活かして、他のゴールドの上からの重ね塗りにも使えそう。

TS-87 チタンゴールド

シャンパンゴールドよりかなりゴールドっぽい色になったチタンゴールドです。

チタン…って、僕の中では歯医者さんのインプラントをイメージする金属で、あれ、普通に銀色っぽい金属色だったと思うので、チタンゴールドと言われても、

って感じなんですが、塗った感じは「半クリアゴールド」みたいな印象です。 画像からも分かる通り、かなり下地の影響を受けていて、色味自体はゴールド、みたいな？

下地にシルバー使ってもリッチな感じになりそう。

TS-84 メタルゴールド

画像を見てもらえれば分かる通り、下地にかかわらず2本ともムラみたいなのができています。

今回の塗装実験はスプーンを10本取り出して、無作為に下地の色とゴールドの種類を油性ペンでメモ書きし、そのままテキトーにベランダに持っていってメモ通りに塗装する、というやり方です。

メタルゴールドで塗装した2本だけが、はっきりと分かるムラができ、両方とも似た感じのムラになっています。 この塗料自体に何かそういう性質があるのかもしれないです。

色味はチタンゴールドに似ています。 この独特のムラの出来やすさから僕みたいな素人は使用を避けた方がいいのかなーと思いました。

TS-21 ゴールド

今回の5種類のゴールドの中で、僕の思うゴールドに最も近かったのがタミヤのゴールドでした。

下地の影響はそこそこあり、黒だとどっしりとしたリッチなゴールド、ホワイトだと軽く明るいゴールドです。

上からシャンパンゴールド塗ってみても綺麗になりそう。

S9 ゴールド(クレオス)

唯一参戦したクレオスのゴールドです。

以前、テキトーに実験した時はクレオスのゴールドが一番綺麗に見えたんでずっとクレオスのゴールド使ってたんですが、並べて比較するとゴールドというよりややカッパーよりというか。 ちょっとゴールドとは呼びにくい色味な気がします。

下地ホワイトの場合はけっこうゴールドっぽい色なので、望む色に合わせてタミヤのゴールドと使い分けようかなと思います。

おまけ：メッキ感覚

ガンプラで塗装を始めると、百式とかフェネクスとか下品なくらいキンキラキンな機体があって、特殊なキット以外はこんな↓どどめ色になっています。

で、この問題を解決すべくゴールドスプレーを調べていたんですが、なんかどれもイメージと違っていて、もういっそ「一番高いやつが一番キンキラキンなんじゃね！？」という謎結論に達しまして、プラモ用問わずゴールドスプレーを探して購入したのがコレ↓。

メッキ感覚というやつです。 プラモ用スプレーって一缶500円くらいなんですが、コイツは1,500円くらいするんですよ。 絶対すごいでしょ。

塗装結果↓。

左がタミヤのゴールド、右がメッキ感覚です。

タミヤにない粒子感はあるんですが、僕がイメージしていた百式っぽさには遠く及ばないです。 というかタミヤのゴールドとそんなに変わんないです。

なんでこれが3倍もの値段したかって、スプレー自体がすげーデカいんですよ…。 高かったのは容量のせいかもしれない。 この上から光沢クリアとかふるとまた変わるのかな…。